秘密儀軌ツアー 三ー26ーb9
九巡目の二
gooブログからのつづき
総合先導役の佐田が毎日の朝方の公式行事を終え、休眠に入って二時間ほどたって起こされたとき、その日は午後一時のことであったが、ナポレオン組は天王星のバーチャル領域で眠らされていた。いつものことであったが、こちらの対応がなくなると、うまくはめられて旧体制の妙なところに連れ込まれて、いつの間にか眠らされてしまう。それでこちらに連絡が入るわけであるが、こちらとしてもいつものことなので、そこから調整浄化の作業が始まるのであった。
こちらの浄化活動が始まると、全体の仕組みにつながっていって、無限の廃墟の膨大なゴミ袋のヘドロがこちらに流し込まれてくる。それを浄化し続けていくと、バーチャル界は満艦飾に染まって輝き始める。要するにふんだんのエネルギーが供給されるために、旧体制側がエネルギー酔いの状態になるのである。
そうした作業の一環としてナポレオン組の救出がなされるまでには、一時間半ほどかかったが、無事に終了して富士の拠点に帰り着いたのは三時二十五分頃のことであった。帰還組はヘドロにまみれた身体を、今回は温泉で洗い流し、お土産は各自瞑想室でという流れで修められたのだった。
次はヤフーブログへ。
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